創業者は米良はるか氏。
まだクラウドファンディングという仕組みが国内になかった2011年に
レディフォーは誕生した。
これまでに集めた累計金額は70億円を突破し、国内最大級のプラットフォームに成長した。
アメリカに留学した際にクラウドファンディングの仕組みに興味を持ち、帰国した直後23歳に起業した。
クラウドファンディングの成功率は業界平均で3割といわれているが、レディフォーの成功率は約8割と非常に高い。
米良氏は社会的に共感される「テーマ性」、それを実現したいという人の「キャラクター」が重要だという。
加えて同社では告知方法やプロジェクトの広げ方なども、伴奏者が付き、きめ細かくアドバイスする。
国の予算には限りがあり、医療など資金が必要なところにお金が足りていないことが多い。
「必要なところにきちんとお金を流す仕組みをつくりたい」
昨年悪性リンパ腫という大病を経験し、半年間療養中に考えていたことだった。
その実現のため、2018年10月には5.3億円の資金調達をした。
例えば、研究資金が不足している大学のプロジェクトに継続して資金を提供する仕組みをつくる。
地域活性化のために、地銀や信金、地元メディアと連携して地域での起業を応援する。
すでに大学4校、地銀70行と連携が決まっている。
世の中の声なき声に耳を澄まし、応えたいという米良氏の思いは着実に実現に向かって進んでいる。